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ひまわり

Author:ひまわり
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♀です。1984年10月生まれ、岐阜県出身で東京都在住。 言葉は日本語しかしゃべれません。(バリバリ岐阜弁。三千円のイントネーションがおかしいと言われる。) 2012年4月急性骨髄性白血病M2発症。 座右の銘は継続は力なり!

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2013/02/26 (Tue) 11:26
いのち

昨日、同期がNHKで「がんになっても子供が欲しい」って題材で報道があるよ。
って教えてくれて、見てみた。

NHK-クローズアップ現代
※NHKの番組HPにリンクします。

がん治療を行う上で、多くの人が経験する抗がん剤治療。
抗がん剤は、がん細胞はもちろん、正常な細胞にまで影響する(白血球、赤血球、血小板の減少や粘膜障害などなど)から、生殖器への影響もしかりで。
年齢にかかわらず、子供を欲しいと思う気持ちがある人にとってはある意味死活問題。

医療が進歩して、がんが不治の病とまでいわれなくなった今、
患者の生活の質(QOL)をいかに高めていくかっていうところに視点がおかれるようになってきた。
だから、以前にも触れたけど、日本でも卵子や精子の凍結保存や海外では卵巣そのものを取り出してがん治療後戻すなんてことも行われてるらしい。

きっとここまで医療が進歩してない時代なら、がんを克服することだけで万々歳だったかもしれない。
医療の進歩はいいことだけど、また別の課題がでてくる。

これができたからあれも叶えたい。
おいつけ、おいこせ。しゃくとりむし。
うまい表現がみつからんけど・・。

人間は欲張りな生き物なのかもしれないね。
プラスの言い方をすれば、向上心が高い生き物。
そうだからこそ、今の生活を送れてる。
あらゆるものが便利になって、より快適に過ごせる。

話をもどそう・・・汗

私の主治医の先生は幸い、告知の際に抗がん剤治療や放射線治療によって不妊になる可能性があることを説明してくれて。
卵子の凍結保存があるってことも。
そして、産婦人科も紹介してくれました。

アメリカではこうしたがん治療医と産婦人科医の連携をとってくれる、“コーディネーター”なる存在がいて、国の予算も数億単位でついてるんだって。
一方の日本はまだ出遅れてる。
なんでこうも違うもんかなぁって思う。

報道でもやってたんだけど、医療は縦割りで、横のつながりが薄い。
ゼロではないと思うけど、私が経験したうえではこちらの先生と産婦人科の先生とか直接やりとりしているってことはなかったんじゃないかなぁ。と感じてます。

自分が間に入ってあれこれ伝えなきゃいけない。
素人の私が。

それはおいといて、凍結保存っていう手段があるとしても、がん治療を行いながらの不妊への対処はスケジュールの問題や体への負担を考慮すると、うまくいかないことがある。
・がん治療の妨げとならないか
・抗がん剤の影響のない卵子が育っているか
・退院中に月1回の排卵をコントロールできるのか
・採卵する際の出血に耐えられるか(血球が正常値まで回復しているか)
などなど・・・

私自身、一時退院の際に何度もクリニックには通ったけど、抗がん剤の影響が大きすぎてあらゆるホルモン値が閉経を迎えるのと同程度、もしくはそれ以上と診断されたこともありました。
それに、採卵を行うためのホルモン治療や誘発剤の投与はできないと、産婦人科医に断言されました。

そうは言いながらも、化学療法だけの治療を終えて、退院してから採卵するタイミングはあったんだけど、結局私はやんなかった。
最初はなんとしても・・・って思ってたけど、自然妊娠の可能性にかけてみたいと思ったし、命を作り出していいのか・・・って悩んだ。
命ってなんだー?とか悩んで悩んで・・・その時は踏み切れなかった。
そこまで気持ちの整理がつかなかった。そうこうしてる間に再発・・・苦笑

後者はひとそれぞれ色んな考え方があると思うし、決して悪いことだとは思わない。
ただ、私は踏み切れなかった。それだけのこと。

命の誕生ってすごい奇跡だと思うわー。
頭で考えてもわからん、ものすごく神秘だし、幸せなことだと思う。

虐待、自殺、親が子を殺すだの、子が親を殺すだの・・・
そんなニュースをみると、あほか。
って思ってる。

命はそんな簡単に奪ったり、失ったりしていいもんと違う。
自分の命、家族の命、友達、知人、知らない誰か。
みんなの命、大事にしなきゃねと思う。

思ってじゃあ何をするか。
今の私にできるのは、治療を前向きに進めることしかないんだな。
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コメント

若い人にとっては

治療によって妊娠の可能性が低くなることは、やはり大きな問題ですよね。
私のように閉経近くなら治療でホルモン値が低くなっても完治目指せばいいけど・・・

日本も早く産婦人科との連携をしてほしいですね。

日本はよく言えば慎重だもんね。
自分たちが決めたルールに縛られて手続きに時間がかかるのかな?

婦人科の問題は特にデリケートだし、人それぞれ考えが違う。先生ですら、いろんな考えがあるもんね。
ひまわりが出した答え。
今はまだ振り返ることもあるかもだけど、これから出会う(出会ってる?)パートナーと一緒に納得していけたらいいね(*^_^*)

はじめまして

はじめまして。今まさにそのような状況におかれていて、海外ではコーディネーターさんがいるのだと知り、羨ましく思いました。私のブログではトラックバックがないので、記事からリンクを貼らせていただきました。事後ですみません。

>こまちさん

凍結保存が可能な産婦人科が少なく、がん治療を行っている病院内で可能になればいいのになぁと感じています。
何か法的にクリアできない条件があるのかなぁ・・・。
と、素人考えですが(^^;)

こまちさんは、退院後5年経過されたようで何よりです!

>鹿ちゃん

そうだねぇ、石橋を叩いて渡る。的な?

このことは私の中で永遠の課題というかもやもやになると思う。
でも、これも含めて私。
そう考えることにしてるー。

>いたち使いさん

ご丁寧にご報告ありがとうございますm(._.)m

日本でも本格始動!という訳ではなさそうですが、
よりストレスなく、不安なく、治療が進められる日が来るといいですよね。

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